2024年02月09日

ワンフェス2024冬、ひふみ造形室は4ホール23の04にいます(^▽^)

こんにちは

いよいよ明後日ワンフェスですね。
ディーラー参加している私は知らない事だったのですが、
ゲストとして参加するチケットに色々変更があるみたいで…
優先入場券なるものが出来たそうで…

いろいろとややこしいですね。

またディーラー向けのアンケートでも述べようと思うけれど、
料金設定が色々あるチケットとかサービスは、
なんだかもうそれだけで「面倒くさ…」となってしまう人もいます、私はそうです。

運営側は運営側で、色々と対策を練ってのこのチケット5種類(優先、一般前売、午後、U22、当日)
なのでしょうが、
これに関しては言いたい事がある。
終わったら考えまとめてアンケートで述べます。

さて、
あさってのワンフェスです!見本が完成しました。
売るのは、
いつもと同じ、1/7スケールの未塗装組立キット(スカートやリボンは手芸したパーツを入れてます)です。
どちらも15,000円
見に来てくれるだけでもうれしいので、
セーラームーンファンの方はぜひお越しください(^-^)

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ちなみにこんな順番でつくりました

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↑できる所は家前で塗装

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NextGateさんで塗装して

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持ちかえった色塗りパーツを自宅で組み立てていきます。。
で、今日やっと完成した。


もう色々書いてる暇はないけど、
今回セーラー戦士を作っていて思った事があって。


なぜセーラー戦士を作っているのか、
はじめは、ただ作ってみたかっただけ、作るなら
一番イラストが素敵なキャラクターを作りたいという単純な動機でした。


でも最後の塗装がいつも上手くいかなくて。
塗装の時間を確保してない、という所も問題なのだけど、
自分が、何か目標とか仕事に向かっていくときに、
バサッバサッと感情とかを切り落としながら一直線に「しないといけない事」に
向かっていく性質があると気づいて。


楽しくて、美しいものにあこがれる気持ちで始めたワンフェスだけれど
提出物やお客さんへの義務、いろんな事が背中にのしかかってきて
「ただ義務、約束を果たすため」だけに「色々と切り捨てながら進んでいく」

こういう追い込み方で、
これまで受験とか仕事とか、色々と達成できたことも確かにあって、
適当にそこにある食べ物を詰め込みながら、コーヒーで眠気を払って「頑張る!!」

痛みはジャマだ、どけー!
みたいな。少年漫画的な頑張り方。

こういうやり方で達成できる事を否定するわけではないけれど
ワンフェスの場合、データ作って、複製して、手芸して…の工程の最後の最後の追い込み期に

「最も感性を必要とする塗装が待っている」

最後の最後に追い込み期に
ただの反復作業がまっているなら、今までのやり方で通用するけれど

「塗装」

これは、感性が鈍っている状態では上手くいかないんだよな…

美味しいものをゆっくり味わう事を切り捨てて、
今日何を着るか、どんなメイクをするかは二の次で、
とりあえずコーヒーをがばっと飲んで…
その週は予定は極力入れずに
そうやってとにかく時間を確保した自分は
美しいものを美しいと思う感性も鈍ってしまっている…


「どんなに追い込まれていても、人間、感性って大事じゃない??」
そういうメッセージが
この「美少女戦士セーラームーン」から聞こえてきました。
なんか、武内先生って
連載中でもアメリカ行ったりとか、漫画以外の事もenjoyなさってるんですよね…
だから、躍動している感情が紙面に乗ってて
カラー原稿もすんごく綺麗で…憧れる。そういう仕事の仕方に憧れる。


うん、でもやっぱり義務もあるんですよね
ブログ終わりにして作業します!






posted by ひふみ at 12:04| Comment(0) | 日記

2023年12月10日

2024ワンフェス、許諾(サターン&プルート)

こんにちは

2024冬のワンフェスについて、
美少女戦士セーラームーン(原作版)より、

・セーラーサターン 1/7キット
・セーラープルート 1/7キット

について、許諾頂きました。

という事で
当日まで、よいキットをお届けできるよう、励んでまいります。


【水洗いレジンについて】
思う事、何を基準に選ぶか、私が大事にしているポイント、
行き当たりばったりで色々と試してきたけれど、
頭の整理の為につらつら書いておこうと思う。

ちなみに、現在使用している機械は、
■NOVA3D BENE5
である。

設定は、
■1層が0.05mmで、露光露光2.7s

3Dプリンターの造形が上手くいくか行かないか、というのは
「機械(3Dプリンター)」+「設定」+「材料」
のバランスがちょうどピッタリ合致するかどうかで決まる。

なので、3Dプリンターについて、レジンについて、
一概に評価はできないし、Amazonのレビュー等に書き込んだ事もほとんどなく、
1度のみ(NOVAの水洗いレジンが出た時は、感動して★5でレビューした)。

自分の設定が間違っているのに、
「上手くできんかった!」等と低レビューを書き込むのは良くないが、
自分の中には、ちゃんと
このとき「良かった」このとき「失敗した」おそらく原因は「これ」
というのを蓄積していかんと。
なので、今までぼんやりと試行錯誤してきた事に関して書いてみる。
そのうえで、今月は色々試し、今回は何のレジンで出すかを決める。


【評価項目】

@造形後、板からの剥離がしんどくない

Aデータ通り仕上がるか?(反りや変形が少ない、溝は溝のまま埋まったりしてない)

B0.3mmのサポートは、直径0.何ミリで仕上がってくるか

C造形後、6時間、7時間後の最後の方でも上手く造形できる

D二次硬化後、衝撃に強い

E環境にやさしい

F色の変化(黄変など)


詳しく書いていこう


@造形後、板からの剥離がしんどくない

これは絶対。重要項目。
剥離がしんどいのは、剥離だけで20分位の時間を要する。
さらに、どうしても剝がれにくい場合に
40〜50度くらいのお湯に浸してから剝がしたりするけれど、
その際に、サポートがぐんにゃりと曲がったりするのを見ると、
造形物を変形させるおそれがあるからあまりやりたくない。

これについては、
NOVA3D水洗いクリアは、きれいにはがれる。
水に浸したりせず、だいたいそのままスルンと。

だから、水洗いも冷たい水で出来、
二次硬化中、サポートもきっちり真っ直ぐな円柱のまま(余程細くしてない限り)立つ。

ANYCUBIC水洗い白、も、だいたいは剥がれやすいけれど、
少し、使用済みレジンが混ざっていた方が剥がれやすいような気がする。



Aデータ通り仕上がるか?(反りや変形が少ない、溝は溝のまま埋まったりしてない)

反りや変形が少ない、というのは、これまであまり気にしなかった、気づかなかったポイントではある。
ただ、今回、サターンの鎌、プルートの杖は、
「真っ直ぐデータ作ってるんだから真っ直ぐなってもらわないと困る」

それも、出来るだけ変形しないように、
配置するとき、垂直に配置して造形してるのに、それでも微妙に曲がってしまうのは
何なんだろう…

経験上、反りや変形が少なかったのは
ANYCUBIC水洗い白、かなぁ。

だけど、プルートの杖の赤い球の部分は、クリアパーツに対してクリアの色で着色したいんだよね…
なので、クリアレジンで反りなく出したい。
難しいなら、もう少しパーツを分割するか…

あと、「溝は溝のまま埋まったりしない」というのは
大事。セーラー戦士の腕のわっかの部分とか、
ちゃんと溝になってるのに、ぬるん、と埋まって出力されるのはしんどい。
つまり、光が当たった部分の周りの液体まで固まらないでほしい、という事なのだけれど
それが結構難しい。


B0.3mmのサポートは、直径0.何ミリで仕上がってくるか

今回は、クリアレジンで行こうか?と考え中だけれども
躊躇させるのがこの項目。
Aの項目とも言ってる事少し被るか…。

クリアレジン、NOVAとSKをこれまで使ったけど、
なんか太めに造形されてる気がするのね。

サポートは、最近は自動任せではなく、
よく形状を見ながら、省いたり、つけ足したりしながらマニュアルでも補完するんだけど、
例えば0.2mmのサポートが、仕上がり0.7mm位で出力されるのは
良くないと思うのね。。
データより太く造形されてる、て事だから。

ダボとダボ穴も、「クリアレジン→太くなった」、これをあきらめるなら、
も一回、その事考慮して、作りなおしたら良いのだけど
そうじゃないレジンがあるならそうじゃない方がよい。

実際、NOVA水洗い白は、割とサポート細いままで仕上がってたみたい。
家にあるから(マーズとかこれで出力してたぽい。細くてびっくりした!)。

という事で、初めてANYCUBICの水洗いクリアを注文してみました。
これが@Aの項目も満たすなら、これに変更。


C造形後、6時間、7時間後の最後の方でも上手く造形できる

高さ5センチ以内のものばかり作るなら、
SKのレジン(水洗い白)も結構良い。

実際、友人や家族にプレゼントしたくて、高槻市のキャラクター「はにたん」の
データを(データは5年位前につくった)久しぶりに出力してみたんだけど、
きれいに細かいところも出ている。

でも、今回、出力エリアいっぱいいっぱいの、長い脚等を出力するにあたり、
SKのレジンは、最後の方、レジンが固くなっていってるのか、
造形じゃない所も固まって、足の先にバリがいっぱいついてくるし、
出力完了後に、レジンバッドの底に固まったものが残ってるし、
それを濾過したレジンが、上手く次回使えるのか、疑問なんだよね…。

これは、おそらくSKレジンの問題ではなく
NOVA3Dという機械が、「光が強め」なのではないかと思う。
Amazonのレビューのどこかに誰かが書いてたけれど、私もそう感じる。

機械を変えれば解決する事も、色々あるんだろうけど、
せっかく問題なく動いてくれているのだし、
「この機械で」上手くいく設定と、レジンを掘り当てたいんだよね。


D二次硬化後、衝撃に強い

靭性、というのかな。
SK水洗いクリア高靭性、は結構よかったな。
金魚のデータを出してみたんだけど、ひれの部分を指でまげてみても
よほど力強くしないと「パリン」とはならない。
でも、Cの問題があって、セーラー戦士には使えない。

NOVA水洗い白、NOVA水洗いクリア、はまぁまぁ強い。
粘り気があるというのか、表面がねちっとした印象になるのはしんどいけど、
耐衝撃ではNOVAレジンな気がする。


E環境にやさしい

これは、正直、私には分からない…
レジンアレルギーにも、今のところはなってないから…
●●という物質を含んでない!とか下水道に流してOK!と言われても
●●という物質の危険性についてよく分からないから…化学系はもう全く分からない。

ただ、環境負荷がどれ位のものを使っているのか分からないということが、
少しずつ自分にストレスを与えていて、水洗いレジンを使う度に
擦り減っていってるようにも思う。

エキマテのような、環境負荷減をPRしている
レジンに変更すべきだろうか。

それともFDM式での可能性を探る?

あるいは、家庭で出力するのを止めて、出力サービスとか…

緊急ではないけれど、
環境負荷というのは無視できない項目だ。


F色の変化(黄変など)

白サフは吹いてから塗装するから、
自分にとってはそこまで重要ではない問題だった。

ただ、今回は、クリアで出力して、そのクリアを活かして
塗装したい部分が多いんですよね…
だから、あまり黄変しないのが良いなぁ…



、と、つらつらとここまで書いてきたけれど
5年前8年前の自分がこれを見れば、
「なんて贅沢な事で悩んでいるんだ???」
「4万円で光造形プリンターを買って、3,000円で1キロのレジンが買える???」
「充分やろっ!あとは手作業で頑張れよ!」と喝いれられそうな気もする。

考えるのも大事。
情報集めるのも大事。
探すのも大事。
でも作業するのも大事。

バランスよく時間を使って、改良していけたら良いなぁと思います。





























posted by ひふみ at 14:05| Comment(0) | 日記

2023年11月10日

11月はイベントに出展!11/18・19→京都東山・ランタン祭り 11/26→高槻・はにコット

こんにちは

ひふみ造形室は、ワンフェスに向けて
セーラーサターン、セーラープルート
製作しやすいキットになるように
データ改良中です〜

本申請について、まだ許諾/不許諾の回答は来ておりませんが
少しでもキットが良くなるよう、改良作業を進めております。

001サターン.JPG

002プルート.JPG

さてさて

ワンフェスはワンフェスで作業するとして。


11月は、地元でのイベント出展で忙しくしております!

まずは

★京都・東山区・古川町商店街・ランタン祭り!
2023 11月18日、19日
地下鉄「東山駅」を出てスグの商店街で、両日とも出展しています。

3Dプリンターの出力物のサポートを剥がしたり、色を塗ったりする
ワークショップの用意を進めています!

スタンプイメージ.jpg

こういうスタンプとか。。

IMG_0744.jpg

こういう昆虫フィギュアとか。。

その他色々と用意していますので、
お気軽にお越しください(^-^)♪♪


★大阪・高槻市・今城塚古墳・はにコット!
2023 11月26日
高槻市内「今城塚古墳」にて。

こちらも内容はランタン祭りと同じで
3Dプリンターの出力物のサポートを剥がしたり、色を塗ったりする
ワークショップを行うのですが、

加えて

私の自宅に3Dモデリング&3Dプリンター造形のレッスンに来てくれている
小学5年生の男の子2人の「作品展示」を行います!
小学5年生と侮るなかれ。

素晴らしい観察力と集中力で作成した実物展示と、
現在レッスンで作っている製作途中の画像を展示します!

私は3Dモデリングは気づけば10年経験があるし、
3Dプリンターの勉強を始めたのは8年前で
その当時から、これは面白い!
限られた職種の人だけでなく、いろんな人に使ってもらいたい技術だなぁ
と思っていて、色んな講座もやってきたけれど
1回や2回完結の講座が多く、なかなか1人の成長を見守るという事は出来なかった。
(連続講座をするような自信も無かった)

この2人に関しては、1人は2年前から、もう1人は半年前から
毎週来てくれて、試行錯誤しながら進んでいく様子を見る事が出来て
感慨深いです。。やっぱり楽しいと感じてもらえる事なんだ…
子どもでも、扱う事が出来て、発展させられる技術なんだ…と。

「気軽に取り組めるワークショップ」+「子どもの作品展示」+「私の作品も展示」という形で、
会場に来られる様々な方に、
「自分も出来るかも?自分だったらどんなものつくりたいか?やってみたい!」
と感じてもらえる卓を作れたらいーなぁ

当日は晴れますように!!









posted by ひふみ at 11:10| Comment(0) | 日記