こんにちは
2/11のWFおつかれさまでした。
おかげさまで、無事にセーラーサターンとセーラープルートの
1/7スケールキットを販売でき、完売しました(^▽^)/
買ってくださった皆様、ありがとうございます。
買ってくださる方がいるから、また次を作る事ができます。
今回は、お一人以外は、過去作をお買い上げいただいた方でした。
売れるか売れないか?というのは、ディーラーにとっては死活問題でして
ブログやXの反応、数字でも予測はできるものかもしれないけれど、
いつも買ってくださる方の顔を思い浮かべて、
この方を満足できるクオリティのものになってるかな?また足を運んでもらえるクオリティになっているかな?
そのクオリティを超えられれば大丈夫だ!と思いながら、いつも作業をしています。
あんまり「いいね」の数字などに拘るとね(気にしちゃう!)…貴重な時間とメンタルを消耗させてしまう。
でも、新しく知ってもらうためにはXも大事だし…
最近やっと上手く使い方が分かってきたような気がします。
写真をいっぱい撮ってくれたり、コメント(直接でもXでも)をいただけるのも
すごく嬉しかったです。
また、このような場を提供いただけている事について
運営の皆様にはいつも感謝しております。
「WFに商品を持っていく!」
それまでには、自分の中に色んな役割があって
それらを調整しながら、ケンカしないように破綻しないように
でもお互いに主張しながら
何とかいつもギリギリで持っていっているんだなぁ〜…と思います。
今回そのそれぞれの役割に名前を付けて、振り返ってみました。
@企画さん
今度何を作りたいか?どんなポージングで作るか?何個作るか?いくらで売るか?
1体でいくか?2体作って並べるか?いつまで続けるか?
すぐではなくてもいつか作ってみたいものは?
などを考えている企画さん。
この子は毎日頭のなかに存在しています。
A原型さん
企画さんが決めたら、それに沿って3D原型をつくる原型さん。
セーラームーン系を作るのはとても楽しいけれど
正直なところ、他のキャラクターや男性などにも
チャレンジしてみたい…とも思っている。
慣れているので仕事は早い。
けれども油断していると本申請を通過できないので
やはり、一番重要なのは、この「原型さん」
チームとして最も大事にされているのは「原型さん」である。
B複製さん
組めるようにダボとダボ穴を作って、データを分割し、
3Dプリンターで複製する。
正直なところ、この「複製さん」には、もう少し賢くなってほしいと
思っている。
後工程をやっている中で、この「複製さん」への不満が出てくることが多い。
経験を積んだ分、上手になっていってほしい。
でも努力はしていて、
今回は、どういう条件下で、どういう設定で、どういう風に出力されたか
などのメモを取り始めたし、
ダボとダボ穴や分割の仕方については、
上手な人に習いにいったりして、少しづつ賢くなっている…とおもう。
原型が終わったら、即塗装に入りたいので
あまりチームの中で大事にされていなかった、時間を与えられていなかった…けれど
この工程はかなり大事だと最近思う。
C塗装さん
ほんとうはもっとゆったりした気持ちで、
ゆっくり資料を眺めながら時間を掛けて表面処理をして
充分滑らかになった表面に色を塗りたいのに
いつも切羽詰まった状況で「明後日までに!」というような状況で
出番が回ってくる「塗装さん」
それでも塗装さんは、折れずに最後まで作業をしてくれてはいるけれど
「塗装さん」にはやはり、充分な時間と余裕、色を吟味する感性が必要。
今回は、いつもより「塗装さん」の時間を増やしたけれど
それでも、もっと時間が欲しかった、もっときれいに塗りたかった…
と悔しがっておられる。
D手芸さん
作り方がある程度パターン化されているから仕事が早い。
ユザワヤなどに行って
サテンの生地やリボン、ビーズを選んでいる時間は楽しいし、
スカートや衿をつくるのも、いつも楽しんでいる
比較的ストレスフリーな、手芸さん。
E説明書さん
前日か当日の朝に出番が回ってくる。1キャラにつき1.5時間与えていればOK
F組立さん
経験不足。常に、常にチームのみんなの不安の種。
「組立」は、できるだけ、フィギュアの腰を支える割っかみたいなのなく
カッコよく自立させたいのがはじめからの目標で
いつもそうやってディスプレイはしている。
もちろん、真鍮線しこまなくても自立できるようなバランスにはして(足の裏削ったりとか)
台座と脚をつなぐ真鍮線を仕込んだ上で、しっかり自立する事確かめて梱包して、
会場には向かっているけれど
「やっぱり会場ついて、置きなおしたら、バランスおかしくなってる」事が多くて
本当にいつもハラハラ。
この「組立さん」の仕事を信頼しきる事が出来れば
提出用の塗装済完成品を、そのまま「展示用」にしたら良いのだから楽である。
でも、どうしても、当日「上手く立たない」事が出てくるため、
「展示用」と「提出用(兼、展示用に不備があった時の予備)」を毎回用意しており、
そして、毎回助けられている。
という事で、毎回1キャラにつき2体を塗装・組立しており、
今回はサターン2体、プルート2体の計4体を塗装・組立・梱包・運搬
した訳である。
他のディーラーさんはどうしているんだろう?
やっぱり塗装済完成品は、展示用と提出用でそれぞれ用意しているんだろうか?
Gディスプレイさん
正直、ディスプレイさんは、もっと時間をください、とずっと前から思っている。
もっと時間を与えたい、割きたいとも思っている。
ライティング、設置の箱、背景、もっと色々出来るでしょう…?
今回は「2人の背景は、夜明けの写真がほしい!」というディスプレイさんの声を尊重して
前日に、地元で夜明けの写真を撮りにいきました(クルマを運転してくれた夫に感謝)
でもゆっくり検証する時間がなくって
夜明けの写真、横長じゃなくて、A3の縦長にすればよかったな…
プルートの杖の部分、背景から切れちゃってたし。
うん、でも「夜明けの空」は、2人の背景として、良かったと思うよ。
H広報さん
ブログとX担当の広報さん。あまり時間を与えられておらず、必要最低限の告知を行う。
今くらいの仕事ぶりで、まぁ満足かな。
I販売さん
当日卓にたって接客を行う。
販売さんには笑顔でハキハキ仕事をさせてあげたい…!
お気に入りの服を来て、メイクもしっかりして、ピアスとか指輪とかアクセつけて、テンションあがる状態で卓にいたい!
しかし、実際はかなり体調不良状態で卓にいる「販売さん」
指輪じゃなく絆創膏巻いてること多し。
こんな感じで@〜Iの役割がお互いに主張し、ケンカしたり調整したり、お互い悪態ついたり感謝したり
しながら作業は進む。
破綻しそうになることもあり。
@〜Iそれぞれの工程において、AB以外は私はプロじゃない。
塗装なんか私より上手い人ゴマンといる…
でも、@〜Iには、「このキャラクター大好き」が貫かれていて、
それは、@は@のプロ、AはAのプロ、BはBの…という方式で生産されたものを
「超える!」事が出来る!といつも思ってる。
分業に対する挑戦。もう少しだけ、トライしていきたいと思います。