2022年12月12日

本申請通過!セーラームーン1/7キット、2023冬ワンフェスで商品になります!

こんにちは


セーラームーン1/7スケールキット
無事に
本申請通過しました!

20221205_122254.jpg



20221205_121732.jpg

本申請通過の過程で
少し、目の黒目部分を大きくしたりしています。

楽しみにしていてくださいね(^-^)


posted by ひふみ at 12:02| Comment(0) | 日記

本を読んで考えた事…「彼女の名前は」チョ・ナムジュ

こんにちは


本を読んで考えた事。


◆◆ ◆◆

「彼女の名前は」チョ・ナムジュ

子どもからおばあさんまで、
多種多様な女性の生活の一部を切り取った短編集。
パラパラとめくって、興味を持てそうな所から読んでいき、
気づけば全て興味深く読了できた。

彼女の著作「82年生まれ、キム・ジヨン」でもそうだったけれど
文章は淡々としているのに
女性が抱える息苦しさ、もやもや、
なんでこんな事を我慢していたんだろう?
というのを可視化し、問いかける力がすごい。

この27編の短編集の中で、
印象に残っているのは「離婚日記」

主人公は、愛し合って結婚し、生活をスタートさせた。
そこに入ってくる夫の家族、夫の家族の習わし、料理、
それと肌が合わず、疲弊していく主人公…が離婚するまで、を
説得力のある文章で一気に読ませてくれる。

「結婚した女性のほどんどが、こんな風に暮らしてるの?
なのにみんな頭がおかしくならないわけ?ほんとに?」
という文章には、9割の既婚女性が頷くのではないかと思う。

また、
夫の母親が突然家に来て冷蔵庫をチェックし、
こんなものを食卓に出すんじゃない、とダメ出しし、
「タコの水炊き」を作るから、と調理をし始める様子、
それを有難く「美味しいんだから」と受け取る「夫」への幻滅していくくだりは、
ほんとうに「覚えがある」感覚だ。

そして、こんな風に思う。
この物語の中では「タコの水炊き」は悪者、離婚の引き金になっているけれど
「冷凍食品」より「夫のお母さんのタコの水炊き」の方が
美味しいのは事実なんだろう。
「タコの水炊き」を作るスキルは、どうして女にも男にも平等に
伝えられなかったのだろう…夫のお母さんは
どうして作り方を息子に教えなかった…?


物語から離れて、自分の日常にあてはめ、こんな風に思う。

女が学習し、働く、という事は、
「家にお金を入れる役割」と夫と分け合う事であり、
そのぶん、料理をする事や皿を片付ける事、
楽しい事だけではなくて、面倒な事も分け合う事だと思っていた。
そう信じての「共働き」では無かったか?

自分が仕事を頑張るのと比例して、
夫が仕事量を減らす事が出来て、家事の責任を負える、という事が理想だったはず。

そうでなければ、単に夫婦の労働時間が増えただけではないか…

そして「タコの水炊き」は作れない自分達になっていく…

◆◆ ◆◆

こんな風に、物語の一つ一つが、自分ことについて掘り下げるきっかけとなる。
ただ共感するだけでなく
同じ物語を何度も読むことで、
実際に「アクション」を起こしてみるか?起こすべきだ…
という風に力づけてくれるのもすごい。

私は、実際に職場での時給交渉に向けて
計画を練っているけれど、少し前の自分の性格では
考えられないような行動であって、この本から与えられた影響は大きいと思う。

お守りとして持っておきたい一冊。

IMG_0843.JPG


posted by ひふみ at 11:52| Comment(0) | 日記